レオニード・アニシモフ

心を育み、美しく生きる

東京ノーヴィ・レパートリーシアター芸術監督・演出家 ロシア功労芸術家、芸術学教授、全ロシアピョートル大帝科学芸術アカデミー会員

ウラジオストク室内ドラマ劇場芸術監督として活躍。
1993年モスクワ芸術座の舞台で上演した「どん底で」公演は大成功を納めその演出に大使、ロシア功労芸術家の称号を与えられる。

ハリウッド、ニューヨークで30年以上俳優としても活躍し、アクターズ・スタジオ終身会員である俳優・演出家マーク・ジェン キンスの要請により、彼が教授を務めるワシントン大学演劇学部 プロ俳優養成プログラムにおいて、大学院課程の客員教授を務める。

また、ジェンキンスがシアトルで主宰する劇団フリーホールドシアターラボにて、彼を主役とし、マージェ リー・ネルソン、アンソニー・リーなどシアトル在住の名優をキャスティングして演出した「ワーニャ伯 父さん」は「夜空に見えていない星までもが全て輝きだしたかのような最高の芝居!」 (シアトルタイムズ紙) と絶賛される。

ハリウッドやブロードウェイの俳優、演出家達を対象にしたスタニスラフスキー・システムの講義、ワークショップをシアトル、ニューヨークなどで多数開催。 日本でも1993年、「夢、クレムリンであなたと」(木山事務所・主演: 岡田真澄、春風ひとみ)共同出演で、文化庁芸術祭最優秀賞受賞。 2000年より日本で継続的なスタニスラフスキー・システムのマスタークラスを指導。 2004年に日本で初めてのロシア式レパートリーシステムを取入れた東京ノーヴィ・レパートリーシア ター設立。

芸術監督として舞台の上で「本当に生きる」ことのできる俳優、そして「生きた舞台」を創造する演出家 の育成に力を入れると同時に、精力的に作品を発表。自身の演出作品は海外公演に招待されるなど芸術性 の質の高さを認められている。

また2012年7月には、認知科学者である苦米地英人博士と共に、日本の平和を願う曼荼羅を、佐渡の長谷寺に奉納した。

2015年12月には、日本でのスタニフフラスキーシステムを学ぶスクールを開講。様々なジャンルの方に対して、その人に合ったその人だけの成功法則の導き方ならびに、自らを飛躍させる感性を伝授。

2016年4月には、スタニスラフスキーへの道―システムの読み方と用語99の謎を著作する。
1898年モスクワ芸術座チェーホフ作「かもめ」。世界の演劇界に革命を起こし、新たな芸術の流れを作った偉大なる演出家スタニスラフスキー。彼が提唱したスタニスラフスキーシステムと“有機的自然の法則”。難解と言われる内容を、すべての表現者たちへ提示する。

スタニスラフスキーシステムの研究者・演出家として、現在日本を中心にヨーロッパ諸国、アメリカなどでも活発な活動を続けている 。