杉山 雅浩
起業家のための弁護士
■基本情報
静岡県生まれ 上智大学法学部卒
■役職
V-Spirits法律事務所 所長 弁護士
■担当業務
法的観点からのビジネスモデルのチェック
許認可の必要性の相談
法律相談
契約書作成、チェックなど
町工場の経営者の長男として生まれる。中学生のころ、父親は病気で倒れ、家業である会社はなくなった、
朝は機械を使って大きな部品を作り、夜は大型トラックを運転し製品を出荷する。休みの日には、お得意様のところに挨拶に出かけていく。いつも忙しそうな経営者としての父の姿をみて、小さいながらにも、なんとかして手助けしたい。少しでも楽をさせてやりたいなどと考えるようになっていた。
大学は法学部に進学、なんとなく弁護士になりたいと思い、司法試験を受験するも結果は不合格。いい加減な気持ちで勉強していたためだろう。卒業後は主にフォークリフトの運転手として、一般企業で働く。このころ、県庁の公務員試験も受けてみたがそれも落ちた。
フォークリフトもなかなかの腕前になったという頃、法学部で商法(会社法)を専攻していたことが理由で、総務部に異動になった。主に、契約書のチェック、依頼部門の法律問題の処理を担当する。
この時期だが、偶然にも人生の転機が訪れる。というのも、実家で父が読んでいたたくさんの本や書類を見つけたのである。山積みの請求書(父親の倒れた日に書かれた最後の請求書も)や計算書類、日報。その中で1冊の本との運命的な出会いを果たす。父の字がたくさん書き込まれた一冊の実務書たった。株式会社と有限会社のなんたらというような本だった記憶するが、難しい内容で当時はまったく理解できず、正直、あの忙しそうな父が仕事の合間にこんな難しい本を読んで勉強までしていたとは思いもよらなかった。
それに比べ、今まで自分がいかに努力してこなかったのか、痛感する。
これが転機となり、一度諦めた司法試験の勉強を再開する。仕事をしながら懸命に勉強した。最初の年は不合格となったものの、次でなんとか司法試験に合格した。
合格後、弁護士として、経営者やベンチャー企業の手助けをしたいと考えていた。そんな折、Webで偶然、一人の人物を発見する。V-Spiritsグループ代表の中野氏だ。
自分と全く同じ志をもって、経営者や起業家、ベンチャー企業を支援している姿をみて、合流したいと切望する。
現在、V-Spiritsグループの一員として、日々、頑張り続けている起業家をサポートしている。