伊藤弘人

戦略的に「新規獲得と既存患者の維持」をし続けることが大切。

自身の経営者としての長年の経験値、スタンスは経営コンサルティングを行うにあたり、非常に価値あるものだと考えています。 経営コンサルタントの立場からすると、残念ながら、医療機関には「経営」の概念はまだまだ薄いというのが現実です。
数年前に比べ、患者さまが負担する額も3倍に増え、病院にかかることも、より慎重になってきていると言えます。 よって、以前のように経営戦略がなくても患者さまが来てくれる時代ではありません。例えば、現在では、インターネットが普及したため、今かかっているクリニックに不満があれば、ホームページを調べ、他のクリニックへ行くことが簡単にでき るのです。つまり、戦略的に「新規獲得と既存患者の維持」をし続けなければ、健全な経営を継続していくことが困難な時代になったのです。
医療機関はドクターの資質が医療経営の本質であり、中核であることはいうまでもありません。ただ、それを取り巻く環境に大きく左右されるため、安定経営に は創意工夫が必要となってきているのが、現状です。その創意工夫をするため、当社のような会社が必要だと考えています。

広島県出身
英国国立ウェールズ大学大学院 MBA
株式会社メディカル・イノベーション 代表取締役会長

父を初め、親戚や友人に医師が多い環境に育ち、1997年起業家として創業してから経営者としての実務経験とビジネススクールで学んだ知識で「ヒト・モ ノ・カネ・ジョウホウ」の観点から「経営とは」をテーマにコンサルテーションを行う。「それぞれのドクター自身になりきること。そして、我がこととして取 り組むこと。」をモットーにしている。