竹下 浩介氏(リハケアガーデン加治木 センター長/作業療法士)

自分の存在意義があることで、人との繋がりを感じることができる

リハケアガーデン加治木センター長で作業療法士。

鹿児島県出身。病院勤務(回復期・訪問リハ)を経て、株式会社ユニティに入職。訪問看護、デイサービス勤務。病院リハと地域リハの役割の違いを理解する。ご利用者が自分の家・地域で住み続けるためのサポートや「えっ、そんなんできんの?」と本人も驚くような可能性を引き出すサポートを実践中。最近一番印象に残っているストーリーは、91歳のご利用者が「私、生きてきて、今が一番楽しい」と笑顔で語りかけてきたこと。シニア向けのフィットネスジム、市委託の総合事業の事業所も兼務している。

- 強み -
何事も、成せない理由でなく、成すためにどうするかを考えるようにしている。

- 現場実践で気を付けていること -
来所されたご利用者が前回より一歩でも前進できる関わり、取り組みができるように意識しています。ご利用者の心身の変化を見逃さないこと・ご利用者の情報をスタッフ間でしっかり共有できるように工夫しています。

- 介護予防・認知症予防活動などを事業所・地域に向けて実践される際の工夫 -
【事業所】
ご利用者の事は勿論ですが、その方の周囲の情報をどれだけ集め、それをスタッフ間で共有し、実践に移せるかが肝となると思います。弊社では軽度者と中重度者の特化チームを編成し、より個別的な関わりができるように工夫しています。
【地域】
全てのものを地域の資源と捉え、生活圏で関わる人や事業所、企業と繋がります。そこから本人の役割や就労へ繋げるチャンスを見出します。ご利用者と〇〇は繋がるんじゃないか?のアンテナをスタッフが持つように日々、スタッフに意識づけを行なっています。

- 今セミナーのポイント -
人は自分の存在意義があることで人との繋がりを感じることができると思います。自分の存在意義を明確にできない認知症の方、一人一人に向き合い、その方の輝く場をどのようにつくり出せるのか。参加者と一緒に考えてみたいと思います。

- メッセージ -
自分一人では考えつかないことを、参加者同士で良いアイデアを出しあえるような有意義な研修会にしたいと思います。楽しい時間になるよう頑張ります!