浅野 雅己
地獄の底で見続けた夢
浅野撚糸株式会社
代表取締役社長
1960年岐阜県安八町出身。4年間の教職を経て浅野撚糸に入社、1995年代表取締役に就任。2000年代に入り外国製品のあおりを受け廃業寸前に追い込まれる中、オリジナル撚糸の開発による生き残りを決意。試行錯誤の末生み出した開発糸を用いたタオルを考案。取引銀行から紹介された、これも廃業寸前であった老舗タオルメーカーとタッグを組み今までにない吸水性抜群の製品を開発。これが大ヒットタオル「エアーかおる」で累計販売枚数は850万枚を超えるまでになる。仕事も、売上も、お金すらない地獄のような状態から、奇跡のV字回復を遂げた下町ロケットを地で行く中小企業。第5回ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞」など受賞。2018年より経済産業省「繊維の将来を考える会」メンバーとして、日本の繊維業の将来を元気にしていくプロジェクトで活躍中。