浅田 剛夫
家業から企業へ、 そして持株会社化での「新創業」
井村屋グループ株式会社 代表取締役会長CEO
1942年生まれ。1940年中央大学経済学部卒業後、井村屋製菓㈱に入社。2001年専務取締役、2003年代表取締役社長に就任。2010年に持株会社制へ移行。井村屋グループ(株)代表取締役社長に就任。2013年に井村屋グループ代表取締役会長に就任。井村屋グループの創業は1896(明示29)年に井村和蔵が三重県松阪市で始めた菓子舗「井村屋」。1947年に和蔵の長男井村二郎が戦友たちと株式会社井村屋を設立。設立メンバーとの結束は固く、家族意識の強い企業であった。二郎の独創性と先見性に優れ、「人のやらないこと、人が真似するようなことをやる」姿勢は会社設立から70年あまり経った現在も変わらない。多様性のある事業が育ち、各事業が自主・自立し、連携することでグループとして企業価値の向上を図るために2010年に持株会社制へ移行。不安定・不確実な時代を生き抜くため新たな挑戦を続けている。