株式会社YKC 代表取締役 崔元哲
自律神経測定のスペシャリスト
体組成測定、自律神経測定などの生体測定研究に長く関わっており、予防やヘルスケア・
ヘルスプロモーション分野のツールを開発した。最近は運動弱者や高齢者などへの運動介入
を通しての自律神経・脳活性への影響を研究し、これらの「持続可能な健幸支援システム」
として活かす社会実装を行っている。保健学修士。
中高齢者向け治療器を扱った時に、病弱な人でも適切な介入があれば健康的に過ごせることをたくさん経験した。その後、株式会社バイオスペース(現、インボディ)を設立し、運動、ヘルスケア領域に体組成測定を標準測定項目として広めた立役者。いまや医療から運動、栄養まで健康市場に広く使われる必須測定項目となっている。この時期は、運動施設でのダイエットなどがブームであったが、一時期だけ痩せて結果が出て終わりではなく、長くいい状態を維持するには本人のメンタルが重要だと認識しはじめた。そこからメンタルを研究するために、脳や自律神経に関わり、予防やヘルスケア関連の様々なプロジェクトにも携わった。
多くの専門家の方々との交流の中、従来の課題を改善できるための持続可能な健康運動支援システムを普及するため、同じ志を持つ専門家の方々とホームヘルスコーチ協会を設立し、医療従事者、治療家、健康運動指導者への啓蒙活動とヘルスコーチ育成に奮闘中。運動が苦手な人や運動ができない人への介入が得意で、現在もがん患者や有疾患者へのサポートを行っている。筑波大学大学院にて高齢者施設で継続できる運動支援の一つとして、「音波振動を用いての高齢者の自律神経や脳機能への影響」の研究を行い、その続きとして「下肢の弱い高齢者への運動介入を通しての自律神経、脳活性」などを研究している。これらの「持続可能な健幸支援システム」をとしてクリニック、治療院でできる「来院患者を減らして予防と安定経営」システムとして社会実装を行っている。
所属学会:日本体力医学会、日本運動疫学会、日本健康支援学会、日本臨床コーチング研究会 等