坂本 雄一

有限会社坂本酒店代表取締役社長も務めるワインのスペシャリスト

ワイン地質学研究家
理学修士(海洋地質学)
ジオリブ研究所(テロワール部門)主任研究員
有限会社 坂本酒店 代表取締役社長

1976年岐阜県高山市生まれ。小学生の時に「NHKスペシャル地球大紀行」に出会い地球科学の分野に興味を持ち、東海大学と同大学院で海洋地質学を学ぶ。卒業後、海洋地質調査会社に就職。サーベイヤーとして全国各地の海で働く。退職後、実家の(有)坂本酒店に入り現在は社長を務める。酒屋は先代からワインに傾倒しており、ワインを学ぶ過程で葡萄畑において、テロワールの名のもとに地質学が重要な意味を持つことに興味を持つ。2005年に、日本輸入ワイン協会が主催するドイツワイン陳列コンクールにおいて最優秀賞を受賞。その後招かれたドイツのワイン産地において、葡萄栽培の現場における地形・地質・土壌の重要性に触れる。またその旅で出会ったワイン雑誌「ヴィノテーク」の編集長に、ワイン業界における地質学の視点が面白いとスカウトされ、アメリカの地質学者が著した、フランスのワイン産地を地質学者目線で解説した本の翻訳に携わる。その後、同誌の海外ワイン産地の取材や、田崎真也氏のワインサロンにて「ワインの地質学」と題した講座を多数開講するなど、ワイン業界に地質のエッセンスを普及すべく活動を行っている。