篠田英朗

国際政治学者

東京外国語大学総合国際学研究院教授

学生時代より難民救援活動に従事し、クルド難民(イラン)、ソマリア難民(ジブチ)への緊急援助のための短期ボランティアとして派遣された経験などを持つ。国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)では、日本政府から派遣されて、投票所責任者として勤務した。ロンドン大学(LSE)で国際関係学Ph.D.を取得して、ロンドン大学およびキール大学で非常勤講師を務めた後、1999年より広島大学平和科学研究センター助手、2005年より助教授(07年に准教授の改称)及び同大学国際協力研究科を兼務。2013年4月より東京外国語大学総合国際学研究院教授。紛争後地域における平和構築活動について研究を進めている。

ケンブリッジ大学ローターパクト国際法研究センターおよびコロンビア大学人権研究センターの客員研究員、国際刑事裁判所客員専門家を歴任。一般社団法人広島平和構築人材育成センター(HPC)代表理事。2007年度から2023年度まで外務省委託「平和構築人材育成事業」/「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」を、実施団体責任者として指揮した。

集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保 (風行社、2016年) 読売・吉野作造賞

「国家主権」という思想―国際立憲主義への軌跡 (勁草書房、2012年) サントリー学芸賞

平和構築と法の支配―国際平和活動の理論的・機能的分析 (創文社、2003年) 大佛次郎論壇賞

【その他著書一覧】 http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/shinoda/