2017年9月20日 16:41

20日(水)の東京ゴムは、続落のあと反発も売り直される。

2017/09/20 12:10
 ドル=円相場は、111円台半ばの波乱展開。東京市場では111円50銭前後から、111円60銭前後の狭い範囲の往来で推移している。
 東京株式は、高値警戒が強まって買い控えられる一方、利食い売りが出て反落する場面になった。前場の日経平均は前日比0.58円安の20,298円。

 東京商取の金は、まちまちで始まった。その後、円安一服やドル建て現物相場の上値の重さを受けて小幅安となり、正午現在は前日比2円安~7円高で推移。白金はNY白金安を受けた売り優勢で始まり、その後も低迷が続き、前日比20円前後安で推移。
 
 石油相場は高値警戒人気と、前日の海外原油相場が低調になったのを受けて反落。前日夜間取引が急落したが、この日は買い戻しで反発して寄り付いた。しかし買い戻しが出尽くすと小口売りにジリ安となり、ガソリンは70~290円安、灯油は110円安~310円高のマチマチ、原油は70~230円安で推移。

 東京ゴムは、売り警戒人気が高まっているが、買い戻しが出尽くすと上値が重くなる。きょうの上海ゴム次第で、再度の下値波乱が入るかも知れない。

 19日は上海ゴム安を受けて、整理売りなどに暴落相場になった。同日の夜間取引では上海ゴム相場が15,000元を割り込む続落となり、これを受けた売りに先限2月限も210円台を割り込む続落になっていた。しかし突っ込み警戒人気も高まり、買い戻しなどで小幅の戻りをみせていた。

 きょうは、前日の上海ゴム夜間取引が低調推移だったのを受けて、改めて売り直される寄り付きとなり、下値を試す展開となった。しかし、下値では売りが途絶える一方、買い戻しがが入り、下値が支えられた。その後、小幅のもち合い相場が続いたが、上海ゴム相場が小幅反発して寄り付き、その後も堅調に推移したことから買いが誘われる相場となり、小幅反発する展開になった。

 前日夜間取引で先限2月限も209.5円と、210円台を割り込んだが、これで全限が210円台割れとなって、突っ込み警戒人気を強める要因になった。ただ、全限が210円台を割り込んで、値ごろ感からの警戒人気が強まったが、210円台割れ場面で下げ止まる保証がない。
 14日から続いた三連続陰線、とくに19日の7円弱の長大陰線は、先行きの暴落を示唆した線と見られるところである。

 下値抵抗になるとみられていた8月30日の安値214.6円をアッサリ下回り、8月15日の週以降の高値圏から下抜けてしまったので、もはやどこまで下げるか分からない相場になったと見られるところである。
 
 ただ、234.7円から26円ほどの急落になったので、目先的には突っ込み警戒が必要かもしれない。しかし『天井打った相場は、底打つまで売れ』との相場格言があり、値ごろ感を持たないようにして、利食い戻しが入れば売る作戦を続けていきたい。
【オスマン】