2017年10月16日 14:02

16日(月)の東京ゴムは続伸のあと、上海ゴム安受けて反落。

2017/10/16 12:17
 ドル=円相場は111円81銭で始まり、その後は円安に転じている。正午現在は、112円00銭で推移。
 東京株式は、活発な買いに続伸した。前場の日経平均は21,347円へ続伸のあと、利食い売りに反落したが132円高の21,288円で終えた。

 東京商取の金は、前週末のNY金など、海外市場が上伸したのを受けた買いに急反発。正午現在で前日比20円前後高になって、4,700円に接近した。白金も海外の白金高を受けた買いに反発、前日比10円前後高で推移。
 石油相場は、前週末の海外市場の反発や、週明けの時間外取引でNY原油が上昇していることで買いが優勢となり急伸。ガソリンは前日比800円前後高となり、灯油も800円前後高、原油も700円前後高になっている。

 東京ゴムは小口買いに続伸したが、その後、上海ゴム安を受けた売りに反落。

 寄り付きは、前週末の上海ゴム夜間取引の堅調を受けた小口買いが入ったが、戻り売りが出て小安く始まった。その後、買い戻しなど買いが優勢の相場になって続伸したが、きょうの上海ゴム相場が小安く始まったのを受けて、売り優勢となった小幅反落した。
 その後、上海ゴムが前日比マイナスとなったことから売り直されて、200円台を割り込む反落となったが、上海ゴムが下げ止まったため買い戻しが入った。

 上海ゴム相場の動向を受けて、一喜一憂する相場が続いたいるが、中国の投機筋が上海、東京両市場に活発にけ移入しているため、これらの売買で両市場の相場が変動するのは仕方のないところ。割り切って考えていくようにしたい。

 13日の上海ゴム夜間取引は、指標限月の1月限が1万3930元の高値を付けて、安値は1万3575元で、前日比200元高の1万3705元で終えていた。
 きょうは堅調に寄り付いたが、直後に売りが優勢の取引になって、13,500元台前半へ反落している。

 国慶節休暇に入る直前の9月29日に、12,905元安値へ突っ込んだあと13,000元前後のもち合いを続けたが、国慶節休暇が明けた11日に12,920元まで再度突っ込んだ。しかし、この動きで下値確認となって反発に転じ、12日に13,550元、13日に13,680元と高値を切り上げた。そして前週末の13日の夜間取引で1万3930元と高値を切り上げていた。

 一連の、こうした動きからして『上海ゴム相場は、底入れした』と見てよくなったのではないか。『今年5~6月相場で付けた12,500元前後まで下げる可能性がある…』とする見方が一部にあったが、先行きはともかくとしても、十分な下げ相場を入れて、先の安値に接近したことからして、目先的にはボトムに達したと見てよいのではないか。

 指標の上海ゴム相場の下値が見えているので、東京ゴムの200円を少し超える水準も売り余地が乏しいと見る。目先狙いで200円前後を買い向かってみたいと思っている。
【オスマン】