2017年11月8日 07:49

7日(火)の東京ゴムは、続伸のあと手仕舞い売りに上げ幅削る。

2017/11/07 22:13
 ドル=円相場は、朝方の113円70銭台から円安の流れとなって、11時に113円93銭、さらに13時45分に114円を付ける円安展開になった。
 東京株式は、噴き上げた。高安マチマチで始まったが、円安の流れを受けた買いが広がり上伸。その後も利食い売りを消化しながら続伸して、引けにかけても上げが鈍らず、日経平均は前日比389円高の22,937円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金高と円安を受けた買いに高寄りして、利食い売りを浴びる場面もあったが、前日比20円前後高で引けた。白金もNY白金高を受けて上伸。その後、ドル建て現物相場安を受けて反落したが、円安が支えとなって15~20円高で引けた。

 石油相場は、前日のNY原油の続騰を受けた買いに高寄りした。その後も、円安を受けた買いに続伸して、ガソリンは前日比1,200円前後高、灯油は1,100円超高、原油も1.100円超高と、連日の高値更新で引けている。

 東京ゴムは、堅調に寄り付いたあと続伸したが、上伸を受けた利食い売りが出たし、今日の上海ゴムが堅調に始まったが、ジリ安のあと急落したのを受けて手仕舞い売りが出て上げ幅を削った。

 きょうの上海ゴム1月限は14,210元の高値まで上伸したが、直後に手仕舞い売りが出て反落、この反落を嫌気して追随売りが出てきたため、さらに下げ幅を拡大した。そして前日比マイナスになる水準へ下げた。
 13,800元台まで急落して、その後は買い戻しが入り前日比ほぼ変わらずの水準(13,990元)で引ける相場となった。

 6日に14,235元高値を付けたが、7日はこの高値を更新することができなかった。高値更新できなかったことが嫌気されたのか、手仕舞い売りが優勢の相場となった。
 こうした一連の動きを、どのように見るかが目先のポイントになる。
 13,000元台の安値もち合いから上放れて、二日間ほどで上げが止まってしまう相場は強気視できない。東京ゴムが上伸したのに追随した動きに留まる可能性があり、8日の相場で再び14,000元台に乗せて、戻り高値更新の展開になるかどうかを確かめたい。

 東京ゴムも、7日の日足チャートを見せ付けられると、チョット不安が高まる。
 7日の日足チャートは、寄り付きが205.8円、高値が207.0円、安値が204.5円で、引値が206.0円。小幅の陽線だが、高値と安値を引いた『十字線』になっており、前日の日足線より上値で出来た十字線は『宵の明星』になり、目先の基調が変わるときに発生する線だ。
 警戒チャートが立ったことを無視することができない思うので、ひとまず買い玉を手仕舞うことを考えたい。
【オスマン】