本講の目的
①「熱伝導率測定」の基礎を学習し、
②実際にどのような方法で「熱伝導率測定」がおこなわれているのかを知り、
③さまざまな測定事例を見ることで「熱伝導率測定」のイメージを掴み、今後に役立てます。
このセミナーで学べること
《講座プログラム》
第1部 背景 ~「熱問題」が重要 ~
1.熱移動の三態(伝導・対流・放射)
2.熱問題の解決方法
3.熱設計のむずかしさ
第2部 温度測定 ~熱伝導率測定の基礎~
1.熱電対を使った温度測定
2.赤外カメラを使った温度測定
第3部 熱伝導率測定
1.熱伝導率とは何か?
①こんな材料が増えている!
②熱物性値(熱伝導率・熱拡散率・熱浸透率)の関係式
2.熱伝導率の各種測定方法
①「定常法」と「非定常法」の特徴
②周期加熱法と熱拡散長
③測定方法を分類する
④各種の測定方法(定常法、準定常法、フラッシュ法、スキャニングレーザーAC法、周期加熱放射測温法、ホットディスク法、熱線法、熱抵抗測定法、サーモリフレクタンス法、ほか)
⑤各種測定装置の守備範囲の目安
⑥参照試料
3.シート状材料や異方性材料の測定
①シート状材料や異方性材料に適した測定方法
②異方性測定が重要な理由
③測定事例(放熱シート、ポリイミドシート、CFRP、CNT入りゴムシート、グラファイトシート、ワイヤー・繊維状試料、セルロース、ポリ乳酸延伸フィルム、ナノセルロース、高熱伝導性樹脂)
4.測定方法によって測定結果が変わる?!
①考えられる4つの原因
②フラッシュ法と周期加熱放射測温法の比較
5.薄膜・微小領域の測定
①薄膜・微小領域に適した測定方法
②測定事例(アルミナフィラー、AINセラミックス、半導体デバイス内の分布、SiCセラミックス)
③薄膜測定の解析方法
6.その他の測定方法
①測定事例(異方性観察、プリント配線板の熱伝導観察、断線観察、LEDの発熱観察ほか)
第4部 シミュレーションの実際
1.熱設計のむずかしさ
2.熱設計の流れと実例
第5部 質疑・応答
講座終了~
※講座終了後、20~30ほど時間に余裕があります。講師との名刺交換や受講者同士の交流にご利 用下さい。
セミナー詳細
主催者情報 | 株式会社ベテル |
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講師名 | 羽鳥 仁人 |
参加費用 | 28,800 円 (税込) |
定員 | 20 名 |
カテゴリー | スキルアップセミナー |
タグ | 薄膜・フィラー / 熱伝導率測定 / 熱問題 |
参加対象 | 「熱伝導率測定」の基礎知識を習得されたい方、熱問題でお悩みの方、「熱物性測定」に関わるお仕事をされている方 |
参加条件 | |
申込期限 | 2016年5月30日 |
日時 | |
開場時間 | 13:15 |
会場 | ウインクあいち |
会場住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38 |
備考 | 《受講費用について》 一般:28,800- / 学生・リピーター:16,000- ※リピーター価格は、過去に当社セミナーを受講された方が対象になります。展示会セミナーや外 部セミナーは含みません。 ※受講費用お振込後のキャンセルは、受けられません。 やむを得ず欠席される場合でも、受講費用は返金いたしかねますので、ご了承ください。 代理の方のご受講をお願いいたします。 |
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