3年目を迎えた内部統制とERMの現状〜日本企業のリスクマネジメント事情と今後の展望〜

このセミナーで学べること

　内部統制、事業継続、情報セキュリティ、IFRS（国際会計基準）強制適用など、現在の企業は様々なリスクに対処しなければなりません。しかも、リスクのインパクトや影響範囲は、環境に伴って常に変化して行くため、リスクマネジメントは一旦構築して終わりではなく、定期的な見直しが必要となります。
　例えば、内部統制報告制度においては、2010年5月21日から金融庁の企業会計審議会内部統制部会が再開されました。現在、いくつかの論点について議論が交わされており、近い将来、実施基準の一部改訂が行われる見通しです。また、IFRSが強制適用された場合や企業が連結納税制度を採用した場合なども、内部統制（財務報告リスク）の見直しが必須となります。
　それ以外の分野においても、リスクの影響により業務の見直しを迫られたり、甚大な損害を被るという事例は数多く発生しており、改めてリスクマネジメントの重要性が認識されます。
　当セミナーでは、内部統制の適用から3年目を迎えた今、内部統制担当者が留意すべき点や今後取り組んでいくべき点について提言するとともに、リスクマネジメントの国際規格（ISO）の活用やシステムの利用により、ERM（全社的なリスクマネジメント）の運用の効果を高める手法について解説いたします。