関野 吉晴 氏
探検家・医師
探検家・医師・武蔵野美術大学教授
一橋大学在学中に同大探検部を創設し、1971年にアマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。その後25年間に32回、通算10年間以上にわたって、アマゾン川源流や中央アンデス、パタゴニア、アタカマ高地、ギアナ高地など、南米への旅を重ねる。その間、現地での医療の必要性を感じ、帰国後、横浜市大医学部に入学し医師免許を取得。1993年からは、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」を始める。2004年7月からは「新グレートジャーニー日本列島にやって来た人々」をスタート。「北方ルート」、「南方ルート」を終え、インドネシア・スラウェシ島から石垣島まで手作りの丸木舟による4700キロの航海「海のルート」は2011年6月にゴールをむかえた。1999年に植村直己冒険賞(兵庫県日高町主催)、翌年には旅の文化賞(旅の文化研究所主催)を受賞。