村田 淳
モンスター社員対策型社労士 兼 心理カウンセラー
村田社会保険労務士事務所代表。社会保険労務士。基礎心理カウンセラー。
早稲田大学商学部卒業。
旅行会社、パソコンパーツメーカーの営業を経て、ワークスアプリケーションズに入社。
15年間で100社近い顧客に対して、労務管理や給与計算のコンサルティングや給与計算のアウトソーシングサービスに従事した。
独立後は、管理職時代にモンスター社員に対峙した経験から、モンスター社員対策に力を入れた活動を展開中。140時間のカウンセラー傾聴訓練を積み、日本メンタルヘルス協会基礎コースを修了。労働法と心理学の両面からモンスター社員対策のアドバイスを行っている。
社会保険労務士の村田と申します。
現在、私は「モンスター社員解決社労士」を自称して活動を行っています。
【なぜそんなことをしているかと言うと…】
独立後、中小企業の経営者の方から、「こんな問題社員がいる」という悩みをたくさん聞くようになりました。
昨今の人手不足の状況から、藁をも掴む思いで採用したら、藁ではなく会社を沈める重りだった、というケースは珍しくありません。
こんな話を聞きながら、私は2つのことを思い出しました。
1つは、管理職時代に対応に苦労した部下のこと。当時、私の管理職としての時間のほとんどはその部下のために使われ、会社にいなくても、その言動に腹立ちや悲しさが心から離れず、相当なストレスを抱えていました。
もう1つは、ある社員に対してひどく反抗をしていた時のこと。彼から見れば、私がモンスターでした。今思えば、それは子どものような嫉妬以外の何物でもありません。しかし、自分でそれが立ち振る舞いとして良くないとわかっていても、反抗を止めることはできませんでした。
どの時代もとても辛いものでした。会社員時代でさえ辛いのだから、経営者の方の辛さは想像に難くありません。私が社労士として一番に解決したい問題なのです。
そこで社労士としての活動と並行してカウンセリングの訓練と心理学の研究を行いました。
現在は、時には社労士として労働法に基づいて毅然と立ち向かい、時にはカウンセラーとして問題社員の心理に寄り添いながら、モンスター社員の問題の解決に力を注いでいます。
【これから何を目指しているかと言うと…】
モンスター社員を成長させない会社にするためには、経営者と社員が協力してその土壌を作る必要があります。
その土壌を作るのは、「カウンセラーマインド」ではないかと私は考えています。
「カウンセラーマインド」とは、相手に対して共感的理解を示すことです。言い換えれば、相手の感情に配慮したコミュニケーションを取る、と言うことです。
カウンセラーになるには訓練が必要ですが、カウンセラーマインドを持つことはそれほど難しいことではありません。いたずらに人を刺激しない、モンスターに成長させない話し方やコミュニケーション手法を社内で維持することが、長期的な対策としては大事です。
「報・連・相」と言えば、日本のビジネスマンなら誰でも聞いたことがあるフレーズです。
ビジネスマナーとして日本の会社に定着をしています。
同じように、「カウンセラーマインド」をビジネスマナーとして日本に広めたい、というのが私のビジョンです。
そうなれば、自然とモンスター社員は日本から去っていき、経営者は安心して経営に集中できて、従業員は会社でもっと活き活きと働くことができるはずです。
私はこのビジョンを実現するまで、この活動を続けてまいります。