林田明大

日本陽明学研究および実践の第一人者

私が高齢のため、名古屋での講演は最後になってしまうかもしれません。厳しい競争社会を生き抜くためには心の修養がより大事になります。騙されたと思って話を聞きにきてください。来なければ良かったと後悔をさせないことをお約束します

ノンフィクション作家・陽明学研究家。1952年、長崎県島原市生まれ。
 ゲーテやルドルフ・シュタイナーの思想から禅まで、東西の哲学・思想を修得。その間、王陽明の思想に触れ、94年にデビュー作『真説「陽明学」入門(三五館)』を上梓。「陽明学=帝王学」というそれまでの誤解を解消し、現代人のための実践哲学として復活させた。
 『真説「陽明学」入門』は、グロービス経営大学院で必読書に選定されたのち、2014年12月からは教科書としても採用されている。14年4月には同書で陽明学の一般書としては世界初となる英訳刊行を実現。15年には電子書籍化も果たす。19年2月には『新装版・新説「陽明学」入門(ワニプラス)』にアップデート。
著書には、他に『評伝・中江藤樹』『真説「伝習録」入門』『財務の教科書、「財政の巨人」山田方谷の原動力』『イヤな「仕事」もニッコリやれる陽明学』(いずれも三五館)、『陽明学と忠臣蔵』(徳間書店)、『山田方谷の思想を巡って、陽明学左派入門』(明徳出版社)、『志士の流儀』(教育評論社)など多数。