2019年8月18日 10:53

これからの動画はタテか?ヨコか?

映画が発明されて以来、ずっと映像は、タテヨコで比較するとヨコの方が長い、ヨコ長のものでした。

縦横比(アスペクト比ともいいます)はいろいろありますが、現在のデジタルTV放送は16:9です。
2012年まで放送されていたアナログ放送は4:3でした。映画となると、もっと横長のものもありますが、縦長の映画というのは記憶にありません。

なぜヨコ長だったかというと、これは人間の眼の視界からきています。
人間の眼は左右にふたつあり、そのために視界はヨコに広く、タテには狭いのです。
だから、人間の視界を再現するのにヨコ長の映像のほうが自然なのです。

ところがここ数年タテ長の映像が増えてきています。
それは完全にスマホの影響です。

ご存じのようにスマホは縦にも横にも持つことができますが、ふだんは縦に持っている人がほとんどだろうと思います。
その縦持ちの状態で撮影をすると、スマホでは縦長の動画が撮影されます。

反対に縦持ちの状態でヨコ長の映像を視聴すると、タテ長の画面の中に動画をおさめるために縮小されてしまいます。
TikTokのセミナーで教えていただいたのですが、タテ長の映像は「スマホの画面占有率が高い」のだそうです。
カンタンに言えば、スマホの画面では大きく表示される、ということですね。

これからの動画は、ヨコ長がこれまでどおり主流なのか、タテ長が主流の座を奪うのか?
簡単には結論が出そうな問題ではありません。

当分はメディアに応じて使い分けるしかないでしょう。
TikTokやInstagramのストーリーズなどはタテ長です。
反対にYouTubeなどはヨコ長の映像が多いです。

短時間の映像の場合、特にそれをスマホで見せることを前提にするならば、タテ長は大いにアリだと思います。

ただし、ヨコ長が主流の座を降りることがないだろうというのが、私の読みです。
TVや映画がタテ長画面になることは今後ともないでしょう。
なぜならば、人間の生理には沿っていないからです。

作る側からすれば、これはタテ長で見せるべきかヨコ長で見せるべきか、最初に考えることがひとつ増えますね。

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