ミルトンエリクソン博士が使った技法のモデリングです。
有名なのは、悪魔が来るといった人の言葉に対して・・・
「やはり来ますか」
と、映像を使って本当に再現させ、悪魔に
「もう来ない」
と宣言させ、その意識障害を治した。

さて、ミルトンの話法の一つの特徴は無意識に考えさせる。

わざと省略することで、省略された部分をイメージさせる。
それは無意識にあるリソースからくるものなので、
その人自身の言葉であり体験であるために、
無意識は拒否することが出来ない。

人は自分を肯定しますから。

「あなたはきっと元気になるはず」

何時元気になるかは省略しています。
しかし、元気になるという前提を含んでいます。
「なるはず」という末尾によって、確定という前提と
誰の力で元気になるとは言っていない。
「なります」は、押し付けにつながり「ならない」という拒否を生みます。
「なるはず」はどうしてという疑問を生み・・・
元気になる方法を無意識は検索をします。