2017年9月27日 08:28

26日(火)の東京ゴムは、反落のあと買い直される。

2017/09/26 22:34
 ドル=円相場は、前日の112円台から111円台半ばへ円高に転じた。その後、111円80銭台へ円安になったが、午後は111円50銭台の取引が続いた。
 東京株式は、手仕舞い売りが優勢となって安寄りしたあと、神経質な売買となってもち合ったが、前引けにかけて買い優勢となった。後場は売り優勢に変わり結局、日経平均は前日比67円安の20,330円で終えた。

 東京商取の金は、前日のNY金大幅高と、ドル建て現物相場の堅調を受けて40円弱高で引けた。白金もNY白金高と、ドル建て現物相場の堅調を受けて上伸したが、円高を受けて伸び悩み、9~14円の小幅高に留まった。
 石油相場は、イラク北部のキルクーク油田を実効支配しているクルド人の独立を巡る国民投票が実施されたことで、周辺国との緊張が高まっていることを背景にNY原油など海外原油相場が急騰したのを受けて、久しぶりに買い一色の展開になった。ガソリンは1,200円前後高、灯油と原油は1,100円前後高で引けた。

 東京ゴムは堅調に寄り付いたあと、上海ゴム高を受けて上伸した。しかし上伸後は売買が交錯してもち合い、12月限を除き他限月は小幅高で引けている。

 堅調に寄り付いたあと、売り優勢になりジリ安に転じたが、上海ゴムが安寄りのあと反発に転じたのを受けて買い優勢となり、期先限月主導で急反発になった。
 しかし上海ゴム相場が、買い一巡から上げが鈍り反落になったのを受けて、手仕舞い売りが出て戻り高値水準で小波乱した。その後、上海ゴムがジリ安展開に変化したこととで手掛かり材料がなくなり、売買が減少するなかもち合いで推移して、12月限が前日比0.2円安となって、他の限月は変わらず~0.6円の小幅高で引ける相場となった。

 新ポ発会した2018年3月限だが、発会値は216.2円(2月限寄り付きに比べ2.2円の順ザヤ)で、高値は217.0円、安値は213.9円、引け値は216.0円と堅調にスタートを切った。出来高は3,116枚と、そこそこの売買を集めていた。

 先限日足チャートは、高寄りして小幅の陰線引けだが、小幅の上カゲ、やや長い下カゲを引いているので『十字線』になった。反発過程での十字陰線はチョット警戒しなければいけない線だが、下値を試したあと急伸して引けているので、そんなに悪い線でない。210円台前半のボトムを固める線と見てよいだろう。

 下げ続けていた上海ゴムも、22日の14,330元安値のあとボトム固め展開に入ったようだ。6日の17,840元から3,510元、20%の下げを入れており、ひとまずは下げ終了が見込まれる。

 目先の相場は、買い主体の逆張りで対処するのが賢明と思っている。
【オスマン】