2017年12月13日 08:05

12日(火)の東京ゴムは、買い戻しなどで小高く推移。

2017/12/12 21:35
 ドル=円相場は、朝方に113円50銭台安値を付けたが、その後は小幅の円高に転じて、16時に113円37銭を付けた。 
 東京株式は、売り買いが交錯して高安マチマチで推移したが、後場になって売り優勢となり急落。引けにかけても軟調に推移して日経平均は前日比72円安の22,866円で終えた。

 東京金は、NY金安を受けて売り優勢で始まった。その後はドル建て現物相場の堅調を受けて戻したが、前日比20円前後安で引けた。
 東京白金は、前日のNY白金が小幅高になったが、ドル建て現物相場の軟調を受けて続落した。引けにかけて買い戻されて、10円前後安で引けた。

 東京石油は、前日のNY原油の大幅高と、きょうの海外原油相場の堅調を受けた買いが入り大幅高になった。その後も113円台半ばの円安も買い材料となり、引けにかけも続伸した。ガソリンは前日比1,200円前後高、灯油も1,300円前後高、原油も1,100円超高で終えた。

 東京ゴムは、小高く寄り付いたあと反落したが、売りが出尽くしたあと買われて反発。引けにかけて小反落したが、前日比0.3~1.3円高で引けた。

 11日夜間取引の上海ゴム相場は低調な展開となったが、引けにかけては買い戻しが入り反発、前日比変わらずの水準で終えていた。
 円相場は113円台半ばで始まり、やや円安の動きに転じた。
 石油相場は、前日夜間取引から続伸して始まった。

 こうした外部材料を受けた東京ゴムは、小高く始まった。買いが一巡出尽くすと伸び悩み相場となり、もち合いで推移した。
 その後、きょうの上海ゴムが反発して寄り付いたニュースが入ったが、東京ゴムは売り優勢の相場になり、寄り付き直後の水準から2円前後反落した。

 上海ゴム高、東京ゴム安の全く違った展開が暫らく続き、東京ゴムは上海ゴム高を、ようやく見直す動きが強まり、急反発に転じた。
 しかし東京ゴムの反発を受けた上海ゴムが、戻りが鈍い展開を続けたことから東京ゴムも買い気が後退して、引け値にかけて手仕舞い売りに下げる相場となった。
 各限が、きょうの高値から1円前後下げて引けているが、先限の5月限は前日比1.0円高で引けている。

 出来高は日中取引が2,581枚で、前日夜間取引との合計でも3,011枚に留まっていた。今週明けは3,935枚で、それよりも少ない出来高。

 上海ゴム相場が不透明な動きを繰り返していることと、産地市場の輸出削減政策の動向、東京市場での在庫増加傾向などが不透明なため、目先は様子をみようとする人気が強まっているため、出来高が減少しているものと思う。
 暫らく、低調な商いの相場が続くと見ておきたい。

 同時に月の半ばを迎えて、師走相場特有の往来展開が強まる可能性もあり、この場面は値動きに逆らった策を採らないようにしたい。流れに同調する作戦が良い。
【オスマン】