石川かおる

石川かおる

経営戦略としてのCSがまさに今開花しています。

CSスペシャリスト検定もおかげさまで創設8周年を迎え、多くの皆様にご受検をいただきましたことに厚く御礼申しあげます。企業が生き残るためには、顧客との新しいかかわり方で、顧客の企業に抱く「価値」を高める、(共創)なければ顧客の支持を得ることはできません。そのためには、顧客は豊かな情報を質量ともに有しているという事実のもとに 「顧客を深く知る」ことから、顧客の満足度を高めるサービス創発が求められます。まさに経営戦略として「顧客創造」のCSが不可欠な時代になりました。
 このような時代背景をもとに検定協会では、直前セミナーを通じて、時代によって顧客が求める中身の変化について一歩進んだCS理論とCS実現の実践方法を習得していただきます。そして、検定試験において顧客対応力の能力測定 (判定)として客観的な評価をおこないます。このことが、企業におけるCS経営戦略に沿った現実的な対応力をもった人材を育成することに繋がります。
一方では、CS啓蒙活動として、CSマネジメント無料公開セミナーの開催、フェイスブック、プレミアムレビュー (検定協会公式サイト www.facebook.com/cskentei/)SNS等を活用して「成熟する顧客の今」について最新の情報を発信する等の活動を行ってまいります。顧客対応力は企業に属する社員はもとよりビジネスをされていらっしゃる皆様に求められる能力です。今後ともより多くの皆様にご受検を通して、お客様にご満足していただける顧客対応力を身につけていただくことを願っております。

成城大学法学部卒業。大学卒業後、営業職として企業に勤務。セールス・サービス人材育成プログラムの作成や新設部署の立ち上げなどを行う。退職後、幅広い営業活動、社内教育の経験を生かし、東京海上日動リスクコンサルティング専任講師を経て、独立。法務省「法務局窓口サービス向上アクションプラン」に参画し、全法務局での実態調査・研修等のプロジェクトリーダーを務める。全国の法務局に提供した「接遇マニュアル」やビデオは今も中央省庁傘下の団体に重用されている。法務局民営化の前身ともいえる「登記コールセンター」の設立および運用を受託。職員の相談業務のサービス品質向上を確立した。  民間企業においても、通信事業・損害保険・通信販売・流通・エネルギー・金融大手企業・団体のコールセンターや店舗サービスの利益効率を現実的なCS実現により高めた実績は、多くの経営層から高く評価されている。また、顧客を創る営業教育、CSマネジメント、管理者・SV育成、現場モニタリング調査、顧客応対技術の指導における論理性と実現力の高さは多くの現場管理者に支持されるところである。また、宮崎県、旭川市、札幌市などの企業誘致にかかわるPR業務や地域人材の育成にも手腕を発揮している。  現在、一般社団法人CSスペシャリスト検定協会代表理事、サービスデザイニング研究所発起人、明治大学サービス創新研究所客員研究員を務める。 著書には クレーム対応にもっと自信がつく本(日本実業出版)、CSスペシャリスト検定に1回で受かる本(中経出版)、アポに直結する営業電話術(中経出版)がある。