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2020年11月25日 14:31
ネガティブな社員は変わらないと、 思ってはいませんか?
とある企業で、
入社3年目の方を対象に研修を行った時のことです。
入社3年目というと
ちょうど役割も増えてきて、
人との関係性の構築を自ら行わないと、
仕事がうまく回らなくなってくる頃です。
さらに「教えられる・伝えられる立場」から、
「教える・伝える立場」に変わると、
自らの言語表現力や伝える力も求められます。
自分の現状の棚卸をしてもらうと、
ネガティブな言葉がかなり出てきました。
「苦手な人がいると、うまく伝えられない」
「参考にできる人が、社内にはいない」
「人と人との間に入るのは、難しい」
悩みごとのほとんどが、
人との関係性構築に関わるものです。
入社して一人前になり、
教えられる立場から脱するときに、
人は「不安」と向き合うようになります。
そこから、
目標を新たに立てて頑張れるタイプと、
目標を見失い、混乱や不安を抱えたまま
やり過ごしてしまうタイプがいます。
後者の場合、
心のもやもやが解消されないままでいると、
会社や環境に対し、
ネガティブに考えてしまうようになります。
多くの企業では、この状況に気が付かずに、
そのままネガティブな社員と言うレッテルを貼ったり、
また、レッテルを貼られた社員自身が、
退職を考えるようになったりします。
この状態で、仕事の責任が増えていくと、
ますます仕事がしんどく感じられてきます。
本人は自覚がないまま、
「いらぬ責任は負いたくない」となり、
リーダーにはなりたくない願望が
育っていくのです。
一方で、目標を新たに立てて頑張れる人は、
苦しみや葛藤を感じながらも、
目標実現のために何とか前に進もうとします。
ここを乗り越えて、
人との関係性を創意工夫しながら
仕事に取り組めるようになると、
一人でやっているときよりも、
何倍も大きな喜びを得られることを
体験します。
その喜びの実感があれば、
さらに前にすすめますね。
では、ネガティブな人は
「がんばれば喜びが何倍にもなるから」
と伝えることで、
果たして頑張れるでしょうか?
彼らの多くは、
「わかりました」と返事はするでしょうが、
上司の言葉だけでは動いてくれません。
喜びの体験がないから、信じられないのです。
一昔前までは、上司の
「前向きに取り組みなさい」の一言で、
行動を変える部下は多かったのですが、
最近は「納得しないと動かない」若者が、
とても増えてきていると感じます。
裏を返せば、
「納得しさえすれば動く」のです。
納得させるには、体感させること。
前述の受講生たちに対して私は、
「今日から1週間でもいいから、
人の良いところを見るように
意識してください」
と、研修の最後に課題を出しました。
すると、その次の研修の回には、
「人の良いところを見るようにしたら、
自然とそのことから
会話に入れるようになって、
すごく人間関係がスムーズになりました」
と、嬉しそうに
話をしてくれるようになりました。
自分で動いて
関係性が変わった実感が持てたので、
余計にうれしいのでしょう。
こうなってくると、
さらに良い状況を
生み出せるようになりたいと、
成長欲求が芽生えてきます。
ここを大切にしてあげると、
ネガティブだった人も、
そのうちポジティブな人に変われます。
ネガティブな人は、
それだけその事象に対して、
問題意識を持っているし、
だからこそ慎重になりたいともいえます。
そんな社員の可能性を引き出す事例を
今日はひとつお伝えしましたが、
人の行動心理を学び、対話の技術を磨けば、
誰でもできるようになります。
「この人はネガティブだから」と
放っておくのは、
チームとしてももったいないですね。
あなたは、ネガティブな社員は変わらないと、
思ってはいませんか?
入社3年目の方を対象に研修を行った時のことです。
入社3年目というと
ちょうど役割も増えてきて、
人との関係性の構築を自ら行わないと、
仕事がうまく回らなくなってくる頃です。
さらに「教えられる・伝えられる立場」から、
「教える・伝える立場」に変わると、
自らの言語表現力や伝える力も求められます。
自分の現状の棚卸をしてもらうと、
ネガティブな言葉がかなり出てきました。
「苦手な人がいると、うまく伝えられない」
「参考にできる人が、社内にはいない」
「人と人との間に入るのは、難しい」
悩みごとのほとんどが、
人との関係性構築に関わるものです。
入社して一人前になり、
教えられる立場から脱するときに、
人は「不安」と向き合うようになります。
そこから、
目標を新たに立てて頑張れるタイプと、
目標を見失い、混乱や不安を抱えたまま
やり過ごしてしまうタイプがいます。
後者の場合、
心のもやもやが解消されないままでいると、
会社や環境に対し、
ネガティブに考えてしまうようになります。
多くの企業では、この状況に気が付かずに、
そのままネガティブな社員と言うレッテルを貼ったり、
また、レッテルを貼られた社員自身が、
退職を考えるようになったりします。
この状態で、仕事の責任が増えていくと、
ますます仕事がしんどく感じられてきます。
本人は自覚がないまま、
「いらぬ責任は負いたくない」となり、
リーダーにはなりたくない願望が
育っていくのです。
一方で、目標を新たに立てて頑張れる人は、
苦しみや葛藤を感じながらも、
目標実現のために何とか前に進もうとします。
ここを乗り越えて、
人との関係性を創意工夫しながら
仕事に取り組めるようになると、
一人でやっているときよりも、
何倍も大きな喜びを得られることを
体験します。
その喜びの実感があれば、
さらに前にすすめますね。
では、ネガティブな人は
「がんばれば喜びが何倍にもなるから」
と伝えることで、
果たして頑張れるでしょうか?
彼らの多くは、
「わかりました」と返事はするでしょうが、
上司の言葉だけでは動いてくれません。
喜びの体験がないから、信じられないのです。
一昔前までは、上司の
「前向きに取り組みなさい」の一言で、
行動を変える部下は多かったのですが、
最近は「納得しないと動かない」若者が、
とても増えてきていると感じます。
裏を返せば、
「納得しさえすれば動く」のです。
納得させるには、体感させること。
前述の受講生たちに対して私は、
「今日から1週間でもいいから、
人の良いところを見るように
意識してください」
と、研修の最後に課題を出しました。
すると、その次の研修の回には、
「人の良いところを見るようにしたら、
自然とそのことから
会話に入れるようになって、
すごく人間関係がスムーズになりました」
と、嬉しそうに
話をしてくれるようになりました。
自分で動いて
関係性が変わった実感が持てたので、
余計にうれしいのでしょう。
こうなってくると、
さらに良い状況を
生み出せるようになりたいと、
成長欲求が芽生えてきます。
ここを大切にしてあげると、
ネガティブだった人も、
そのうちポジティブな人に変われます。
ネガティブな人は、
それだけその事象に対して、
問題意識を持っているし、
だからこそ慎重になりたいともいえます。
そんな社員の可能性を引き出す事例を
今日はひとつお伝えしましたが、
人の行動心理を学び、対話の技術を磨けば、
誰でもできるようになります。
「この人はネガティブだから」と
放っておくのは、
チームとしてももったいないですね。
あなたは、ネガティブな社員は変わらないと、
思ってはいませんか?
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