前回は採用担当者の方が置かれている状況をご説明しました。
今回はその状況を踏まえて、どんな「心理状況」で採用活動をされているか、
というところをお伝えしていきます。

採用担当者の方は、
営業職の方が死に物狂いで稼いできてくれた、
貴重な会社のお金を使う以上は、
当然それなりの成果を求められています。

「100万円使いましたが、良い人財を探せませんでした」
では済みません。

そのため、少しでも費用対効果を高める工夫をされています。

少し前までは求人広告と言えば、
Ａ社とＢ社とＣ社の大手サイトのどれにしようかな、
という時代もあったのですが、
年々、求人広告を扱う会社も増えているため、
どのような媒体が、自社の採用ニーズに合うかを
選定することにとても苦労されています。

特に売り手市場（人手不足）になっていることで、
「広告コストの掛け捨て状態」
になっている会社さんの話も良く聞くようになりました。

そうなると、
・予算をさらに増やして露出を増やす、
（求人サイトで検索したときに上の方に出すために追加料金を払う）
・より効果的な広告文や画像をプロの人に考えてもらうために予算を増やす、
など、どんどん出費がかさむ結果となります。

いずれにしても、
「コストをかける以上、ハローワークで集めるよりも、
よりたくさんの、より優秀な人を採用したい」
というマインドが採用担当者（経営者）さんにあることは、
容易に想像できます。

前々回の記事ではお伝えしませんでしたが、
私がこれまでお会いして来た採用担当者の方々の多くは
ハローワーク＝自社のニーズに合う人が来づらい、
という見解を持っていらっしゃいます。
（もちろん例外はありますが）

そのため、転職される皆様が求人広告経由で応募される場合、
たくさんのライバルの中での競争となるため、
より高く評価を得られるような準備が必要になります。

ちなみに就活中の学生の皆様は、
大半の方がこの求人広告経由で応募されているかと思いますので、
ぜひご覧頂きたい内容になります。

具体的にどのような準備が必要なのか、
次回お伝えできればと思います。


年末のバタバタ期で、
ここ最近はマメな更新が出来ておりませんでしたが、
一旦年内はこの更新をもって一区切りさせて頂きます。

年明けは7日から更新をさせて頂きますので、
引き続きご覧頂いて、
今後のキャリア形成の一助となれれば幸いです。

それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。