2019年11月27日 06:36

子供は自分を映し出している鏡

こんにちは。
潜在意識に働きかけて生産性を4倍にする、
人財育成コーチの森泰造です。

今日は子育てに悩むお父さんのお話です。

今日の相談者は、
中学生の息子さんを持つNさん。

最近その息子さんが反抗的で、
何か話しかけても「別に」とかわされるし、
父親であるNさんと一緒にいると
面倒そうであるということでした。

Nさんは、
息子さんが反抗期の年頃であることを
理解はしているけれど、
だからこそもっと
コミュニケーションを取らなきゃいけない、
もっとフランクに話せる関係でいたい、
と思っているそうです。

その理由を聞いていくと、
Nさんご自身の子どもの頃の
体験がありました。

Nさんのお父さんは、
何事にも口を出してくるタイプで、
そこに口答えをすると、即、
頭ごなしにきつく怒られていたそうです。

父親が何から何まで口を出してくることが、
面倒で、嫌で、うっとうしいと思っていた
少年時代のNさん。

その経験があるからこそ、
自分の子どもには
そんな思いをさせたくないと、
フランクに話せるコミュニケーションを、
取ろうとされていました。

そのためNさんは
「最近学校はどう?」
「今どんなこと頑張ってるの?」
と気を遣って質問をしていますが、
息子さんは面倒そうに受け答えするそうです。。

Nさんはどう接していいのか、
分からないという感じでした。

私から見ると息子さんに対して、
素の自分で向き合えていないように見えます。

そこで私は、
Nさんの父親との関係性を
過去にさかのぼって変えることで、
息子さんとの向き合い方を
変えてもらう方法をとりました。

Nさんは、お父さんのことを
口うるさく、うっとうしいと思いながらも、
言いたいことを我慢していました。

そんな過去の自分に、
我慢しなくてもよかったんだよと、
許可を出してもらったのです。

詳しい内容はここでは書けませんが、
セッションを通して、
Nさんは自分の父親に対して
素直になれていなかった自分の状態に
気がつかれました。

以下は、セッション後のNさんの言葉です。

「私は自分の気持ちを素直に口にすることを恐れていました。いつも相手がどう思うんだろう、どう言葉を返してくるんだろうと身構えて、自分の本当の気持ちをないがしろにしていました。
自分を出すことを恐れていた。けれど今はそこがとれた感覚、大丈夫と腑に落ちた感覚になり、体がすごく軽くなりました。これまで胸につかえていたものが取れて『素の自分でいいんだ』という感覚になり楽になりました」

Nさんは、
相手がどう思うか? という恐れを
ずっと抱いていたんですね。

だからお子さんに話しかけるときも、
「気を遣っていた」のです。
「素の自分」で接していなかったのです。

これでは、本当の意味での
コミュニケーション、相互理解は図れません。

Nさんは、
お父さんとの関係性を見直すことで、
自分自身の在り方に気が付かれました。

自分自身に許可を出したNさん。

息子さんとも
素の自分で向き合ってみると、
新たな意気込みを口にしてくれました。

ご自身の在り方が変わっているので、
息子さんともきっとうまくいくことでしょう。

子育てで悩まれる方のほとんどが、
Nさんのように素の自分を出されていません。

目の前の子どもを何とかしようとして、
自分の内面に
自分の素直な状態に
焦点が当たっていない状態でいるのです。

自分の内面に焦点が当たらないから、
自分らしさが出ていなくてもわからない。

でも、その親からの情報を受け取る子どもは、
素の姿ではない親の姿に違和感を覚える。

だから受け入れられなくなる。

といった感じですね。

今回Nさんは
子育てで悩むからこそ、
改めて自分を見つめ直す
チャンスが来たのです。

そう考えると、
反抗期のお子さんにも感謝できますね。

子どもは自分を映し出している鏡です。


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