皆様こんにちは、
企業参謀の、長山宏です。
今回はフィロソフィーの血肉化に関する方法に関して一刀両断です。

何事でもそうですが、「やってるつもり」という恐ろしい罠があります。
朝礼で毎日唱和していると、とてもいいことをしていると実はやってる感満載で自己満足に陥ってしまうことがあります。
思い当たる節はありませんか？

唱和をしている社員は何も考えずただ唱和していることになりがちです。唱和する時に、意識して意味を確認しながら読まなければ頭に残らないのです。

よくあることですが、フィロソフィーに反する行動をとっても誰からも指摘がなかったり、そもそもそれがフィロソフィーに反しているという感覚すら感じない会社に多く遭遇します。
何故こんなことになるのでしょうか？

慣れてしまうとただ読んでいるだけになってしまい、読むことには意識が働きますが、それを判断基準にして考えたり行動したりする意識にはならないのです。
これは習慣の作り方の問題です。

フィロソフィーは読む習慣にさせてはいけません。それで考え、行動する習慣にしなければなりません。
会社での仕事は、全てフィロソフィーに基づいて考えて行動する習慣が身につくように、それには口を酸っぱくして何事もフィロソフィーに関連させる習慣ができる社風になるまで執拗に指摘しなければいけません。そしてそれを社風にしましょう。

社風になっているかどうかは「全員が審判員の目」を以てフィロソフィーを共有している状態です。
そうすればフィロソフィーに反した行動を取れば誰もが許してくれなくなります。

やってるつもりはダメですよ～！
全員がフィロソフィーの審判員になれる社風を作りましょう。