皆様こんにちは
企業参謀の、長山宏です。
今回はフィロソフィーに関する経営問答の１回目として掲題の問題を取り扱います。
フィロソフィーは経営の判断基準として自分の会社のベクトルを合わせるためのものですから、自分の考え方で作れば良いのは十二分に分かっていても、
実際作るとなると、なかなか難しくてどうしたものかと思案される経営者が多いようです。

先日も「自分の考え方で作ると、幼稚になってしまいますので作れずにいます…」というお話を聞きました。
そのような経営者が多いのですが実際に背中を押して作らせてみますと、どうしてどうしてなかなかの物を作るのです。
弱気になったり謙遜する必要はありません。

そもそも会社には社長以上の社員は生息できません。
ですから社長がいくら「幼稚だ」と思っても、社員からすれば逆にそれがありがたくわかりやすいのです。

先日も「幼稚で逡巡しいている」と言われた社長に「社員にとってはその方がありがたいと思いますよ。逆に素晴らしすぎたら出来なかったり分からなかったりで困ってしまいます。
今まで社長の話を聞いていましたので、それが体系的にまとめられればかえって頭が整理されて有難いと思いますよ。」と申し上げました。

フィロソフィーは経営理念を具現化するための考え方と行動規範です。
いくら幼稚でも構いませんので、社長の考え方で堂々と幼稚なものをまとめて社員と共有しましょう。

多くの会社が借り物のフィロソフィーを作って「私たちは貴方の会社に入ったのであなたの考え方で経営に参加したい」
と言われています。

自信を持って『俺流』でいいのです！